前作から約1年7ヶ月ぶりのオリジナルアルバム。デビュー以来初めてマイク・ピラのプロデュースから離れると同時に、ユッスー・ンドゥールやSIKISHAとのコラボレートなど、新しい試みを取り入れた作品。オリジナルアルバムとしては初めてのヴァージン・レコード・アメリカ（東芝EMI）からの発売でもある。 　　バンドはこのあとしばらく米国進出を強く意識することになり、英語版作成などにも力を注ぐようになる。前後してレコード会社移籍やベストアルバム発売を巡る前所属会社との軋轢（詳細は「BEST OF DREAMS COME TRUE」を参照）など、それまであまり縁がなかった音楽そのものを離れたトラブルが多くなった。以後数年にわたり、海外での困難やメンバーの脱退騒動、不倫スキャンダルなどバンドは混迷の時期を迎えることになる。それまで200万枚以上を維持してきたアルバム売り上げ枚数が激減したのも本作であった。 　　12曲目の「月光」終了後、約30秒間の空白を空け、「PEACE!」のWORLDWIDE VERSIONが流れる。