小さな花~アマポーラ
发行时间:2008-01-30
发行公司:环球唱片
简介: amapola
寺井尚子のリードアルバムだが、軸足はカルテットのバンドサウンドに置かれている。メンバー同士が刺激しあい、触発しあいながら、音による緊密な会話を交わす。レギュラーバンドのような分厚いトータルサウンドが楽しめる佳作だ。
ロマンの薫りあふれるタイトルチューン『アマポーラ』、熱情をかき立てられる『マイ・フェイヴァリット・シングス』、体全体がリズムを刻みだす『ザ・マン・フー・インヴェンテッド・ジャズ』、深い哀感に満ちた『スプリーン』、ラテンのリズムが軽やかな『トリステーザ』、悲しく美しいメロディを寺井が情感豊かに歌う『小さな花』、ピアノ・北島直樹作曲による小気味いい『グッド・ラック』、同じく北島作曲のビル・エヴァンスを思わせるメランコリックな『たそがれ』。
超アップテンポでスウィンギーな『ペント・アップ・ハウス』、このカルテットの特徴である「バンドサウンド」が一番よく表われているベース・店網邦雄作曲の『モンパルナスの思い出』、慈しむ気持ちを惑星スケールで表現した寺田尚子作曲の『地球』、4人の音の主張がぴったりとまとまった『パーディド』、パーカッションのラテン・フレイヴァーが心地いい『アマポーラ(ショート・ヴァージョン)』。
以上、全13曲。全体として大人っぽく、内に秘めた情熱が感じられる仕上がり。寺井尚子のヴァイオリンは、感じるままを「これが私のジャズよ」と、けれん味なく歌っている。他の3人も、『マイ・フェイヴァリット~』『グッド・ラック』『モンパルナス~』でピアノ、『スプリーン』でベース、『ペント・アップ~』でドラム・中沢剛のソロが聴かれるが、どれも控えめだ。アルバム全体も印象として演奏がおとなしい。ただ、それはこのアルバムが起点にすぎないからだろう。「寺井尚子カルテット」は、よりダイナミックなプレイが堪能できるライヴでこそ聴きたい。そう期待させてくれるだけの魅力は十分だ。
ジャケット写真、あまりに芸がなくて星ひとつマイナス。
amapola
寺井尚子のリードアルバムだが、軸足はカルテットのバンドサウンドに置かれている。メンバー同士が刺激しあい、触発しあいながら、音による緊密な会話を交わす。レギュラーバンドのような分厚いトータルサウンドが楽しめる佳作だ。
ロマンの薫りあふれるタイトルチューン『アマポーラ』、熱情をかき立てられる『マイ・フェイヴァリット・シングス』、体全体がリズムを刻みだす『ザ・マン・フー・インヴェンテッド・ジャズ』、深い哀感に満ちた『スプリーン』、ラテンのリズムが軽やかな『トリステーザ』、悲しく美しいメロディを寺井が情感豊かに歌う『小さな花』、ピアノ・北島直樹作曲による小気味いい『グッド・ラック』、同じく北島作曲のビル・エヴァンスを思わせるメランコリックな『たそがれ』。
超アップテンポでスウィンギーな『ペント・アップ・ハウス』、このカルテットの特徴である「バンドサウンド」が一番よく表われているベース・店網邦雄作曲の『モンパルナスの思い出』、慈しむ気持ちを惑星スケールで表現した寺田尚子作曲の『地球』、4人の音の主張がぴったりとまとまった『パーディド』、パーカッションのラテン・フレイヴァーが心地いい『アマポーラ(ショート・ヴァージョン)』。
以上、全13曲。全体として大人っぽく、内に秘めた情熱が感じられる仕上がり。寺井尚子のヴァイオリンは、感じるままを「これが私のジャズよ」と、けれん味なく歌っている。他の3人も、『マイ・フェイヴァリット~』『グッド・ラック』『モンパルナス~』でピアノ、『スプリーン』でベース、『ペント・アップ~』でドラム・中沢剛のソロが聴かれるが、どれも控えめだ。アルバム全体も印象として演奏がおとなしい。ただ、それはこのアルバムが起点にすぎないからだろう。「寺井尚子カルテット」は、よりダイナミックなプレイが堪能できるライヴでこそ聴きたい。そう期待させてくれるだけの魅力は十分だ。
ジャケット写真、あまりに芸がなくて星ひとつマイナス。