小档案 　　 　　菊地雅章（きくち まさぶみ、1939年10月19日-）は、日本のジャズ・ピアニスト、キーボード奏者。「プーさん」の愛称で親しまれている。実兄の菊地雅春は東京藝術大学音楽学部作曲科出身の作曲家。ベーシスト菊地雅晃の叔父。 　　 　　小简介 　　 　　東京都出身。太平洋戦争中に福島県会津若松市に疎開。6歳でピアノを始め、18歳でプロとして活動開始。1960年代には美空ひばり、渡辺貞夫、日野皓正などと共演。 　　 　　1968年にはソニー・ロリンズの日本ツアーに帯同し、同年バークリー音楽大学に留学。1969年に帰国。1970年発表のアルバム『Poo-Sun』では、マイルス・デイヴィスが押し進めていたエレクトリック・ジャズの手法を、日本ではいち早く体現。 　　 　　1970年代にはマル・ウォルドロン、エルビン・ジョーンズ、ギル・エヴァンスなどと共演。また、1972年公開の映画『ヘアピン・サーカス』（監督:西村潔）の音楽も担当。1970年代後半にはマイルス・デイヴィスともセッションを行ったが、その時の音源は今も未発表。 　　 　　その後現在に至るまで、膨大な数の作品を発表している。 　　 　　 　　ビバップに影響を受けたスタイル、1970年代のマイルス・デイヴィスに影響を受けたファンク的な音楽、ピアノ・ソロ作品など多岐に渡る。ジャズ界のみならず、1990年代以降のクラブ・ミュージック・シーンでも高く評価され、DJ KRUSHは「僕がやりたいと思っていた音楽を、マイルス・デイヴィスやプーさんは20年以上も前からやっている」とインタビューで語ったことがある[1]。1990年代後半には、Toshiyuki GotoなどのDJとも共作を行った。